「蒼穹のファフナー」


 ついに終ってしまった。今年、一番夢中になったアニメ。
…寂しい。

同時に、この歳でまだこれだけ感動できた自分に乾杯v(笑)
いや、もう、夢中になるのは「最遊記」が最後かな〜。とぼんやり思ってたから。


ということで、全国でもう、最終回を迎えたので、これまであえて触れなかった最終回や
その他、感じたことなど、書いてみます。




*** 始まり、そして、メインテーマ ***


まず、初めて見た時は「これ、エヴァ?」だった。正直(笑)

「日本が実はすでに存在していない、でも、竜宮島の島民達はそれを、子供たちには知らせていない。
子供たちはあくまでも、日本が、東京がある、でも、遠くて簡単には行けない、と
思い込んでいる」
この設定は面白いな、と思った。


竜宮島という、小さな島で生活しているわずか二千人あまりが、生き残った日本人で、
受胎能力を無くし、人工子宮で遺伝子操作して子供を増やしている、と。

それってガンダムのコーディネーターの事か?とか、突っ込みいれながら
見てて、それでも、10話かそのくらいから変わってきた。
15話で、「これはもしかしてエヴァの補足なのか、あるいはエヴァの逆を行こうとしてるのか?」と。
それまで見てて、何となく印象に残ってた言葉や場面が、ここで解決がついたような。



乙姫の台詞、
「会話は人が人であり、自分が自分であることの証しだよ」


最もな言葉。これが、もの凄く印象に残った。

当然の事なんですよ。考えるまでもなく、すっごく当たり前なことなんだけど、
でも、実はあまり考えてなかったんじゃないか、とか。
その深さに、気付いてなかったんじゃないか、と。

そして。

…16話でオチた(爆笑)

総士の考えが分からずに島を出て行ってしまった一騎が、戻って来た時。
総士の考えてたことが少しは分かった気がする、といった一騎。

「俺たちが何も知らない時からお前は一人で島を守ろうとしてくれた」

総士の考えてることが一騎は分からなかった、というのも当然の話で、総士は最初から
自分たちの世界、外の世界、今、世界で何が起こっているか、を理解していた。
でも、一騎は何も知らなかった。
そもそも、出発点が違う。そのことにも気付かないまま、「相手は自分を分かってくれている筈」と
思っていれば、そりゃ、すれ違いだって起こる。


わけのわからない敵が攻めて来ていて、世界中、どこも壊滅状態。
皆、戦うことだけ。
島を出て、新国連に捕まってみて、初めて総士が、「この島だけが楽園だった」と言った意味を知った。


15話の、
「総士が見たものを俺も見たかったんだ。
そうすれば総士の事が分かるんじゃないか、って」

「戦うのが恐かったんじゃないんだ」
「ただ、このままだと自分がどこにもいなくなる気がして恐かったんだ。
俺なんか…いなくなればいいって思ってたのに」


これ、今聞くとすごく重い台詞だ…
最終回の総士の、
「いなくなることの恐怖だ!」
乙姫の、
「ここにいたい、ここにいたいよぉ!」

これら二つの台詞と対比してみると。


存在し続けることの苦しさ、そして、無に帰することの恐怖。
それを、繰り返し、問い掛けてきてますね、この作品。



そうした、人類が歴史の中で絶えず問うてきた問題を、真正面から視聴者に投げつけてきたわけだ。


現代社会、ネットなど、情報に溢れた社会で、人はどこにでもすぐ顔を出せる。
どこにでもいける。
掲示板などで匿名でいくつもの自己を作り出せる。

あらゆる所に現れる自己は同時に、どこにもない「自己」、消そうと思えば消せるものなのでは?
会社で、家庭で、あらゆる場面で人は自分を自分でなくすることが出来る。

ファフナーがすごい、と思った理由は、ここで、「それじゃいけないんだよ」とは、言ってないこと。
いけないんだよ、と言ってるような感じもするけど、いってないよ。
「それでもいいんだよ、どっちにする?」と言ってる。

自分ごと島を吹っ飛ばそうとするカノンに、一騎は、「スイッチを入れたきゃ、入れろよ!」
と言ってる。
「俺も一緒に消えてやる!」
カノンだって「自分なんか消えればいい」と思ってる、でも、同時に怖いとも思ってるはず。
かつての、一騎と同じように。

「自分で決めるんだ、カノン! お前はそこにいるだろう!!」と迫られてついにスイッチを切ってしまう。



常に、自分たちはカノンの立場に置かれてるんじゃないだろうか。




*** 戦闘と日常 ***



 メカものとして、出撃シーンがこれだけ少ないアニメも珍しいのでは?

はじめの方に2回くらい。マークエルフとマークゼクスが一回ずつ。
空を飛べないマークエルフを飛ばすための戦闘機、リンドブルムの出撃シーン、2回。←もっとあるね。5回くらい?
複数のファフナーを積み込んで飛ぶ、デビルレイの出撃2回。
ラストで、マークジーベン、1回…


それだけでハイライトにもなるはずの出撃シーンが、これだけ。

…なんか…寂しくない?(笑)

でも、それはつまり、「そこが見せたいんじゃない」という事でもあるんだろうな。


戦闘シーンの全くない回も結構あった。
お盆の祭りとか、海水浴とか、本当に、ごく普通の日常生活。

晩ご飯の買い物をしたり、盆踊りの打ち合わせをしたり、
ビーチバレーや遠泳に興じたり。

教室で漫画を読む衛、漫画の技をファフナーに応用できないか、提案、
剣司は机に座って、「ぜってーヤダ」掃除当番なのか、箒とちりとりを持った総士にも、
「機体に余計な負荷をかけるな」


そんな風景の中で鳴り響く警報、「勤務組みは各ブロックへ」の放送で、
「久しぶりの学校なのに」と文句を言いながら走るパイロット組、
避難のために校舎裏へ集合するシェルター組、CDCへ急ぐオペレーター組。

フェストゥムという敵を倒すためにあくまでも「軍隊」として存在する「人類軍」と
余りに対照的で。




*** 最終回 ***



じっくり語りたいんだけど、小説の方も出てしまうし、その前に、書いておきます。

最終回はもう、なんか…後半のファフナーはどれもそうだけど、特に最終回は息もつけなかった。
書きたい部分はたくさんあるなあ。


剣司の成長が嬉しかったv
「怖いよぉ」といいながら戦ってたのが、好きだった咲良が同化され、親友の衛は目の前で死に、
守ってやるといってくれた母も死んでしまって。
その彼が、「もうダメだ…」と、一度は諦めながらも、泣きながら突進していくとこはカッコよかったv


カノンもそう。「前はどこにもいなかった。今はここにいる!」
…生きて帰らないと。今は「母さん」と呼べる人がいるんだから。すごく嬉しかった。


真矢は「絶対通さない!」のとこが好きかなv
彼女も、知ってたろうから。総士のために、一騎がどれだけ必死か。



で。総士。

…もう、何を言えと(泣)
 

「飛べるか、一騎」

…この台詞が回覧板に載った時に、実はもの凄くいやな予感がしてたんだけどね。
あんな形で…。

「飛べるか」と言った時、恐らく、彼の体はもう、なくなり掛けてたんだろう。
それでも、「コントロールをシステムに回せ。後は僕が操縦する」
目が見えなくなった一騎を、無事に島に送り届ける事を忘れてない。

体がほとんどない、そう告げなければならなかった時、どんなに辛かったろうと思う。
一騎の事を考えたら…。


彼は、生きて帰ってくることは考えてなかったろう、と思う。
今まで、友人たちを死なせて、自分一人、無事でいる、というのは許せないんじゃないか、と思う。
もちろん、一騎の事もあるし、それに、みんな、彼の帰りを待ってるわけだけど、それを言い訳にするだろうか。

…だから彼としても、辛い選択だったろう、とは思うけどね…。
一騎のためだけにでも、生きたかったろうから。


一度は無の方にいき、また存在を作り出して帰ってくる…どんな風にだろう?


で。ラストのラスト。
…これは私の勝手な想像だけど。

……一騎、気が触れてない???……
ていうか。
あの目と、あの笑顔…
作画が、と言ってしまえばそれまでなんですが、そうだろうか…
でも、一番最後の、一番重要な部分だよ?

目の見えない一騎が、真矢に笑いかけた、とは思えない。
誰かがいる、というのは分かったろうけど。

…そこに総士を見てたんじゃないかな…
そんな気がする。

  小説の方では、もっと明るい未来があるといいな…



*** 総士 ***


もう…何だかこの人。
語ることがありすぎなんですけど(泣)


**この部分、書き足し**

総士、島のコアを守るために、島を守るためにだけ、存在させられた。
それだけの事しか許されなかったのが、一騎に傷つけられたことによってはじめて、「個」を確立。

…というのを書き忘れていた…大事な事なのに。

*****

汚れ役として

戦闘指揮官として、全ての責任を引っかぶってた。誰にも知られずに。
当たり前と言えば当たり前なんだけど、簡単なことではないよね。
翔子の自爆も、甲洋の同化も、防ぎきれなくて、でも、それを悲しむ振りも出来ない。

印象的だったのは、甲洋が目を覚ました回。
真矢たちが駆けつけた時、「彼を凍結するつもりだった」
「こうなったらフェストゥムとして処理する他ない」
千鶴に止められながらも、一気に言った。

あの時は、さすがに「こういう事言う??」と驚いたけど、よく考えたら違うね、あれ。
見れば見るほど思う。
ああ言えば、間違いなく、真矢たちが甲洋を助けに動く、と思ったんじゃないだろうか。
その場合の危険性はさておいて(おくなよ…)
だから、それが一騎に対する、「甲洋を助けてくれてありがとう、一騎」という台詞になったのでは、と。

本当に、フツーに「処理すべき」と思ってたらあの台詞は出なかったと思うし。

一番、甲洋を助けたかったのは、恐らく、総士だろうから。


すごく優しいところを見せてくれた回でした…(上着を甲洋の枕にしてあげるとこといい…/涙)

(全く関係ないが、この回の突っ込みどころ。…木刀が違います…スタッフさん…
誰か一人くらい、木刀持っていそうなもんだ…ていうか、他の所では驚くほどの細かさを見せてくれるのに、
なんでもない所で抜けるんですね…(笑)次男と私で突っ込んじゃったよ;「木刀、違うよね」って(爆)


お茶目

…ていうのもなんだけど(笑)

なんといってもヒットは、
「自動販売機だ。僕の部屋からほぼ11歩の距離にある。きわめて便利だ」
…笑った、これは(笑)
だからなんなんだよ、って。
きっと、彼は茶碗の柄にもこだわるたちだろう。一騎の茶碗はこれ、とか。
で、それでないとだめなんですよ、きっと。でも、不器用だからよく割るんですよ。
だから、一騎の実家は「器屋」なんですよ(笑)

一騎との「何だ?」「何だよ」も可笑しかった。
私たちはこっそりと「何だよ合戦」と呼んでましたが(笑)

ただの照れ隠しですか?←息子の分析による(笑)


一騎に対して

一騎はもう、総士にとって、それこそ全てだったろう、と思う。

象徴的な台詞は、16話の、
「いまさら…お前が…何を…」

このひと言だろう。このひと言が、彼のそれまでの心境を語ってると思う。
…でも、これってほんとに恋人同士の会話なんですけどー…(喜)




***一騎***


うーん。そもそも、総士と一騎を分けて書くこと自体、間違ってた気がする…

彼にとって、総士はどんな存在だったんだろう?
子供の頃、総士の目を傷つけてしまった、というのがずっと負い目になってる、というけど。
総士は、その傷によって一騎を縛り付け、一騎はまた、自らそれを望んでいたのではないか、と。
総士の傷が、総士を総士にした、それならその傷は同時に一騎をそこに縫いとめる役目を果たしていたような。
そして、一騎自身、それを望んでいたような。…そんな気がする。

最初の頃、総士に対して妙に突っ張ってた一騎がなんか印象的でした。


総士がさらわれた23話。「総士! 総士! 総士〜〜〜〜〜!」と9回も叫んだんだよね(涙)←7回?
あれはもう…何度聞いても、こっちが辛いから;石井さん、頼むよ、と思ったよ、あの時は。
続いて24話。もう書くまでもない、と思うんだけど、「返せっ! 総士を返せーっ!」とものすごい形相で
掴みかかって、道生でさえ、ダメージを与えられなかったニヒトを壊した(完全ではないにしろ)のはすごい…
誰でもない、総士だからあそこまでやったんだろうな。


お風呂シーン。総士にゴーバインのヘルメット被せた一騎がやたら可愛かったv
すごく楽しそうで。
…それだけに、その後が余計辛いんだけどね…


真矢との関係

気さくに話せる女友達。…いわゆる、「ガールフレンド」で、それ以上ではないだろう、と。
あの描かれ方だと。
幼馴染であれば家で食事しても別に不思議はないだろうし。
でも、「戦友」としては、男同士のそれには到底、かなわないものがあるだろうな、と。
いくら同じようにファフナーに乗るもの同士であっても、男にはどうしても「女は守る」という、
保護本能が強く働くわけで、男同士の、相互の関係とはレベルが違う。
「守るべき存在」であって、それ以上ではない、と。うむ。
恋愛の対象とすべき女性、というものとは、総士は違う。恐らく、総士はそれ以上。

…モルドバに迎えにきてもらってさえ、「総士は」だもん(笑)
真矢も分かってるから。それでいいのよ(ぇ

うちのお猿が、24話で、雪が降ってきた時に真矢に上着を着せた、ときーきー言ってたんだけど、
私は、「何言ってんの。真矢だから、”上着だけ”なんじゃん。総士だったら抱き込んでるもん♪」
だってそうでしょ?(笑)

総士を救いにいくのが一番の目標だった筈の作戦。
一騎にとってはそれが果たせなかったというのは…もう、なんか…可哀相で。
待つ身にとっては辛いですよ、1日でも、1時間でも。
だから少しでも早く帰ってきて、総士。


父親

…ふと思ったんですけど。一騎、人類軍に捕まってる間、父親の事、思い出したんだろうか(苦笑)
総士の事ばかり言ってたようですが;いや、それでいいのですけど♪
男の子、特に、あの年齢の男子にとって父親というのは必要な存在。乗り越えるべき、存在。
手本であり、指標であり、ライバル。そして、相談相手。
この点、真壁指令はまあ…概ね、いい父親であったのでは、と思う。
会話が少ないのは仕方ないわ。あの年で父親とべらべら喋ってたら気色悪いわ(苦笑)
うちは息子だからその辺、よく分かるんだけど。
それはおいて。
私、真壁指令、結構好きなんですけど、一番最初に好きになったのは甲洋が同化された時。
甲洋の両親に、「優秀なパイロットを一名、育ててくれた事を感謝する」…これは泣けました…




***絶対的な肯定***

ここに、二人は辿り付けたのか。

最終回の、「受け入れる事も一つの力だよ」という、乙姫の台詞。
これが答えだろう、と私は思ってます。

受け入れること。あらゆることを、肯定する事。

「この生が、寸分違わず繰り返されると分かっていても、それでも再び、と望むか。
その運命を受け入れるか」

うーん、ニーチェです。うろ覚えですが。
そして、これもやはりニーチェが言ってたんだけど、「力への意志」
この場合の力、とは権力とかパワーではないです。
その辺を勘違いされてニーチェはナチスに利用されたんですが。…まぁ、それは置いて。


ラストの総士の言葉。

「たとえ苦しみに満ちた生でも、僕は”存在”を選ぶだろう」
そこにあるのは「生きる」という、強い意志、存在する以上、起こり得るあらゆることを
「受け入れる」こと。

そういう事だろう、と私は解釈したんですが。
これはニーチェを読んでなくても、生きていく上で、人はいつかは突き当たる、そして、解決しなければ
ならない問題だと思うんですよ。

そして、それは乙姫にも当てはまるんだけど。

その前に。


***皆城兄妹***

いや、実はもう、苦しいので書きたくなかったりもするんですが;

皆城総士

いわば、ジークフリートシステムのために、島のコアのために作り出された人(イヤだなあ、この言い方…)

皆城乙姫

島の防衛システムを司り、島を取り巻くミールと共に生き、死んで、再び生まれる、
転生を繰り返す事を運命付けられた、総士の妹。

…って書くともう、この兄妹…(泣)


岩戸を出た乙姫。

彼女に対して見せた、総士の微笑みのやさしそうな事! もう、あれで泣きそうになった。
「はじめまして、総士」
服を直してやる総士、嬉しそうで可愛かったv

10年前に父親に連れられて初めて乙姫を見た、という総士に、
「知ってるよ」
「以来、度々お前に会いに行った」
「知ってる」

…10年前。まだ小さかった総士が、初めて岩戸の中の妹を見て、そして、度々会いにいって、
何を思ったろう? 
妹は、そんな総士を見て、どう思ったろう?

「一人じゃないよ、総士」


とか言ってる割に、小姑なとこも見せてくれたよね(爆)
「一騎と真矢、危険になったらどっちを優先する?」
…乙姫ちゃん(笑)お兄ちゃんにそれは聞いちゃ、ダメだってば(笑)

二人でご飯食べるとこ、台詞だけじゃなくて見せて欲しかったです…



*** 絶対的肯定・2 ***


前に書いたものの補足程度ですが。
「人生は苦悩に満ちたものであり、それは忌むべきものである」というところから発展して、
「それでもなお、もう一度、と望むか」と。

あらゆる苦痛、苦悩、それらから逃げずにむしろその中に飛び込んでゆき、苦難に満ちた人生の中に
ほんの少しの喜びを見出し、「これが生であったのか! よし、もう一度!」と、強靭な意志をもって
全てを肯定する。

それがつまり、「積極的な自己否定の先にある、絶対的な肯定」である、と私は思うのです。

追加;これは、ある掲示板に、ファフナー最終回放映直後に書き込んだもののコピーです。



*** 声優さん ***


このアニメで、何が驚いたかって…声優さんたち、かなー…
申し訳ないんだけど、私、石井真さんって知らなかったんですよ。
でも、なんか聞いたことはある声だな、と思って調べてみたら、ちょこちょこと、ゲストキャラとか、ちょい役は
いろいろやってたらしいのね。でも、シリーズものの主役ははじめて、という事にまず驚き。
…いや。ふつー、そんな人、使うか? と思ってしまったんですよ、悪いけど(苦笑)

総士役の喜安さんはまあ、私は「はじめの一歩」も見てたし、他でもよく見るし…うん、まあ、いいかな、と。
…真矢はな〜…初めはあの声、馴染めなかった…。声というか、しゃべり方も。

総合的に、声優に金、かけてないのか、人がいないのか、なんて思ってたんだけど(失礼)とんでもなかったですね…

主役の石井さん。
泣きのシーンで、釣られてこっちまで泣いてしまう、という人に久々に出会ったよ…
15話ラストにしても、例の23話にしても。…23話がやはり一番、ですか…
本人も泣いてしまった、と言ってましたが、とにかくもう…見終わっても、手の震えが止らない、というは初めてだった。
本当に、心臓を掴まれた様な。あんな演技、久しぶりに見たんじゃないかしら…

今では大ファンになってしまった(笑)大好きです、石井さんv(笑)


真矢も、松本まりかさん、こういうの、初めて、ということで、「何だかなー」だったのですが、最初の方も、今見ると
さほど違和感、ないのね…あのしゃべり方に慣れた、というだけなのかも知れないのですが。
最初から通して見直してみると、回を追うごとにうまくなっていってるし。
総士に、「逃げてるのはあなたの方じゃない!」と迫るとことか、そういうとこって感情出てて良かったのでは、と。
そして、終わり頃になったら全くもって新人、という感じはなくなってた。
いろんな雑誌とか読むと、信じられないくらいやり直ししたらしいのですが(聞いた話ではアニメでは普通、あれほど
やり直し、というのはないらしい)それに応えた、というのがすごい。

熱演してくださった声優の皆さんに感謝、かなv
本当に、素晴らしかったな、と。



2005/1/11